プログラミングとかLinuxとかの備忘録

プログラミング、Linuxでハマった箇所や環境構築のメモ

SPICEを使用するKVM Linuxゲストの作成

スポンサーリンク

ホストOSはCentOS7,ゲストOSはFedora23を使用した
インストールはUbuntu15.04のvirt-managerから行った

ゲストOSのインストール

  • Fedora23のISOからインストールする

    f:id:vild:20200606173137p:plainf:id:vild:20200606173142p:plain
    KVM Linux 1,2

  • 割り当てるメモリ,CPUコア数,ディスク容量を指定する

f:id:vild:20200606173236p:plainf:id:vild:20200606173238p:plain
KVM Linux 3,4

  • インストールの前に設定をカスタマイズするにチェックを入れる
  • ブリッジを使用する場合は詳細なオプションを開きブリッジ名を指定する

f:id:vild:20200606173308p:plain
KVM Linux 5

  • ディスクパス: VirtIO
  • キャッシュモデル: none
  • IOモード: native

に変更する

f:id:vild:20200606173332p:plain
KVM Linux 6

  • バイスのモデルをvirtioに変更する

f:id:vild:20200606173349p:plain
KVM Linux 7

  • ディスプレイのDefaultサーバーをSpiceサーバーに変更する(ポート等はあとで設定する)

f:id:vild:20200606173421p:plain
KVM Linux 8

  • ビデオモデルをQXLに変更する

f:id:vild:20200606173441p:plain
KVM Linux 9

  • インストールの開始を押し,通常通りインストールを行う

f:id:vild:20200606173459p:plain
KVM Linux 10

ゲストの設定

LAN内のみでの運用を前提としているため

  • image compression
  • playback compression

offにする

ゲストをシャットダウンし,設定ファイルを編集する

$ sudo virsh edit 仮想マシン名

88行目あたりの

<graphics type='spice' autoport='yes'/>

を以下の様に書き換え,firewallを使用している場合は指定したポートの開放も行う

<graphics type='spice' port='任意のポート' autoport='no' listen='0.0.0.0'>
    <listen type='address' address='0.0.0.0'/>
    <image compression='off'/>
    <playback compression='off'/>
</graphics>

ゲストツールのインストール

仮想マシンを起動し,仮想マシンに以下のパッケージをインストールする

$ sudo dnf -y install spice-vdagent